多種多様な情報が闊歩する中、ヴァイオリンという楽器について改めてクローズアップしてみます。一人のヴァイオリン弾きのたわごと、レッスン・プロローグ その2
あなたは自分で弦の張替えができますか
弦の張替えの方法は今更なのでここでは省きますが、 気を付けたいのは、古い弦をはずす時に楽器を傷つけないように。
もし、ペグが固くて回りにくかったら、リップクリームタイプの潤滑剤(コンポジション)をペグに少し塗ると回りやすくなりますが、度がすぎないように。ペグは少し固いくらいで大丈夫です。
逆の場合は、楽器店で穴を埋めて貰えるので相談してみてください。
そして、弦は強く張りすぎない程度に。
張り終えたら、駒の前傾を両手でゆっくりと楽器に垂直に戻すことがポイントです。駒はデリケートなので割らないように。
駒は薄い板で楽器の表面に小さな2本足を吸い付けるようにして立っています。弦で支えているので倒れません。とても華奢な板で割れやすいので取扱いに注意しましょう。
駒を新しくする時は、微妙な表面のカーブに沿うように購入店で削って貰うと良いと思います。
そうやって駒の高さを調整して貰い、指板の弦の浮きの高さを変えると弾きやすくなることもあります。
また、一番細いE線は、駒の溝に食い込むのでクッション材や、アジャスター(テールピースの方についている音程の微調節のためのねじ)がついています。見つけられましたか?
まれに、E線以外の弦についていることもありますが、通常はE線のみです。
あなたの駒の出身地はどこだろう?
駒にも1つ1つ、制作された会社のロゴなどが刻印されていますので感心させられます。
Made in France ?Japan?
あなたの駒で何か発見できましたか?
<#3へ続く>